眠気は体内にある睡眠物質の量が多くなると引き起こされます。
睡眠物質の代表的なものにメラトニンというホルモンがあります。メラトニンは、脳の中心部にある松果体(しょうかたい)から分泌されるホルモンで、主に夜間に分泌されます。
脈拍、体温、血圧を低下させ、ストレスホルモンのコルチゾールの分泌を抑え、睡眠と覚醒のリズムを上手に調整し、自然な眠りを誘う働きがあります。またメラトニンは成長ホルモンの分泌を促し、海馬を活性化させます。メラトニンが十分分泌されている睡眠とされていない睡眠とでは睡眠の質が全然違います。
メラトニンは時差ぼけ防止や不眠を改善するサプリメントしてアメリカでは市販されています。思春期を過ぎた頃からメラトニンの分泌量は加齢と共に減少します。このメラトニンの不足により、老人は朝が早く、夜中に何度も目が覚めてしまなど睡眠の質の低下を認めるようになります。
また、メラトニンは、睡眠促進効果だけでなく、体内の細胞や組織などを酸化させ、鉄サビのように変えてしまう活性酸素を除去してくれる働きがあるので若返りホルモンとしても注目を集めています。
メラトニンの分泌量を調整するのは光で、光が網膜に感じられると抑制され、あたりが暗くなり(夜になり)、目に入る光の量が減ると分泌しはじめます。ですから夜は余り明るい光りを浴びないようにする事が、眠気を損なわないために大切です。(500ルクス以上の光りで抑制されます)
通常の室内照明は300~500ルクスくらいです。特に青白い光は抑制を顕著にしますので注意。現代は夜間でもコンビニやガソリンスタンドで昼間並みの明るい環境があります。コンビニは3000ルクスくらいあります。夜に明るい場所へ行っては眠気を誘うメラトニンが抑制されてしまうので注意が必要です。入眠困難、起床困難、消灯時刻が遅くなったりしてしまう恐れがあります。
健康推進国「フィンランド」ではナイトミルクという牛のお乳を夜搾乳した牛乳が有名です。人間のカラダと同様、牛のカラダは夜になると昼間の3~4倍のメラトニンを分泌することから、眠気を誘発するミルクとして注目されています。眠りに悩みがあるけど睡眠改善薬など薬に頼るのはイヤだなぁという方は試している価値はあるかも!?
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